神戸製鋼 沖縄で小中生100人にラグビー教室

[ 2012年5月13日 19:24 ]

 ラグビーのトップリーグ、神戸製鋼の平尾誠二総監督や選手らが13日、沖縄の本土復帰40周年を前に同県読谷村を訪れ、小中学生約100人を相手にラグビー教室を開いた。

 安江祥光選手ら現役3人のほか、OBで元日本代表の元木由記雄さん、大畑大介さんも参加。「精神面を強く、自分に負けないということを伝えたい」と話していた元木さんは「やらされる練習じゃ駄目だ。気付いたことをどんどん口にしよう」と真剣な表情で中学生を指導した。

 平尾総監督は「うまくなるためにはきつい練習をしなければならないが、楽しいと思えなければ長続きしない。ラグビーの面白さを知ってもらえれば」と、子供らを見守った。終了後、子供らを代表して小学6年の古謝響己君(11)が選手に「チバリョー(頑張れ)」と沖縄方言でエールを送った。

 沖縄、兵庫両県は、太平洋戦争末期の1945年に沖縄県知事として赴任、沖縄戦で死亡した島田叡さんが兵庫県出身だったことから、本土復帰の72年から友好関係。神戸製鋼は復帰30周年の際にも沖縄でラグビー教室を開いた。

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2012年5月13日のニュース