佐藤敦之が福島県庁訪問「故郷ほうっておけない」

[ 2012年5月7日 18:07 ]

 中国電力(広島市)を休職し、出身地の福島県会津坂下町に活動拠点を移した北京五輪男子マラソン代表の佐藤敦之選手(34)が7日、県庁を訪れ「故郷福島をほうっておけなくなった」と原発事故に苦しむ郷里への思いを語った。

 佐藤雄平知事への表敬訪問では「もう一度マラソンで世界を目指す」と4年後のリオデジャネイロ五輪出場を目標に掲げ、子どもたちに陸上を教えることにも意欲を示した。知事は「青少年の大きな希望の光だ」と笑顔で迎えた。

 今後はマネジャー役で元陸上選手の妻美保さん(34)との二人三脚で練習。福島大で指導者としての勉強や低酸素トレーニングの研究にも取り組むという。

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2012年5月7日のニュース