川内 ドイツでのマラソンで8位「日本人いないのは新鮮」

[ 2012年4月29日 20:43 ]

 ロンドン五輪男子マラソンの代表争いで落選した公務員ランナーの川内優輝(埼玉県庁)が29日、ドイツのデュッセルドルフ・マラソンで欧州での初レースに挑戦し、2時間12分58秒で8位だった。

 川内は「周りがケニアとエチオピア勢ばかりで日本人がいないのは新鮮だった」と刺激を受けた様子。中間点を過ぎて先頭集団から遅れ、目標とした2時間10分切りはならず「どんなに悪くても東京マラソンのタイム(2時間12分51秒)は抜きたかった。自分の弱さなので、これから頑張っていきたい」と話した。

 埼玉・春日部高の事務職員として働きながら日本のトップクラスの実力をつけた異色選手は、海外でのレース出場後も「日本に帰って空港からそのまま出勤です」と、相変わらずのまじめな姿勢をのぞかせた。(共同)

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2012年4月29日のニュース