元力士 二審も実刑 野球賭博で元琴光喜恐喝

[ 2012年4月23日 17:53 ]

 大相撲の野球賭博事件で元大関琴光喜から口止め料名目で現金を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の罪に問われた元力士古市満朝被告(39)の控訴審判決で、東京高裁は23日、懲役4年6月とした一審東京地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。

 被告側は、元琴光喜から受け取った350万円は賭博の勝ち金回収を依頼された報酬だったと主張していた。

 若原正樹裁判長は「野球賭博が暴露されることを恐れて金を払った、との元琴光喜の証言に特段疑うべき点はない」と指摘、一審判決に誤りはないと判断した。

 判決によると、古市被告は2010年1~3月、元琴光喜から野球賭博の口止め料として350万円を脅し取り、暴力団員2人と共謀して8千万円も要求したが未遂に終わった。賭博の胴元との仲介役だった元幕下からも300万円を脅し取った。

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2012年4月23日のニュース