鶴竜昇進で史上初6大関 

[ 2012年4月23日 11:26 ]

新番付を指さす、新大関鶴竜

 日本相撲協会は23日、大相撲夏場所(5月6日初日・両国国技館)の新番付を発表し、鶴竜がモンゴル出身力士で4人目の新大関となって西に座り、大関が史上最多の6人になった。

 外国出身者が大関以上に5人、大関に4人は、ともに史上初。昨年5月は八百長問題で技量審査場所として実施され、興行としての夏場所は2年ぶりの開催。

 一人横綱13場所目の白鵬は2場所連続23度目の優勝を目指す。大関陣の東の正位は日馬富士で、綱とりが振り出しに戻った把瑠都が西。ともに春場所で9勝だった日本人大関は稀勢の里が東、琴奨菊が西と分かれた。

 関脇は東の豊ノ島が2場所ぶりに復帰。西の豪栄道は17場所ぶりに返り咲いた。関脇経験者が十両以下に転落した後に戻るのは昭和以降4人目。東小結豊真将は3場所ぶりの復帰で、関脇から転落の安美錦は12場所ぶりに小結となった。

 新入幕は2人。元学生横綱の千代大龍は日体大出身として5人目、皇風は早大出身として1935年夏場所の笠置山以来77年ぶり2人目の新入幕。魁聖は2場所ぶりに幕内へ復帰した。

 日大出身で元学生横綱の常幸龍は年6場所制で最速タイ(幕下付け出しを除く)の初土俵から所要6場所での新十両。政風は東洋大出身として7人目の関取となった。徳勝龍と誉富士は2場所ぶりに十両へ戻った。

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2012年4月23日のニュース