原“堂々”1差4位発進…男子から前向きに歩く姿勢学ぶ

[ 2012年4月21日 06:00 ]

ティーショットを放つ原は首位と1打差の4位と好発進

女子ゴルフツアー フジサンケイ・レディース・クラシック第1日

(4月20日 静岡県伊東市 川奈ホテルゴルフコース富士コース=6407ヤード、パー72)
 4年ぶりの優勝へ原江里菜(24=フリー)が好スタートを切った。ボギーなしの3バーディーで3アンダー、69をマーク。首位と1打差の4位に付けた。首位には4アンダーで穴井詩(らら、24=雄山)、飯島茜(28=TOTO)、佐伯三貴(27=日立アプライアンス)の3人が並び、横峯さくら(26=エプソン)は2打差の7位発進となった。

 胸を張ってコースを闊歩(かっぽ)した。原は2番で5メートルをねじ込むと、3番でも3メートルを入れて連続バーディー。7番では15ヤードからSWでチップインバーディーを奪った。その後は安定した内容でパーセーブ。首位に1打差の好位置に付けた。

 「先週は調子がいいのに簡単にミスして、イライラして崩れた。そこを反省したのが今週につながった」。予選落ちした前週。東建ホームメイト・カップ最終日を観戦した。男子ツアーをコースで見るのは初めてだったが、石川の組、谷原の組などで注目したのは技術以上に歩く時の姿勢。「歩き方って調子が分かる。男子プロは曲げても胸を張っているし、そこから取り戻せばいいというふうにやっていた」。たとえミスをしても前向きな姿勢を忘れないことの重要性を感じた。

 08年に20歳で優勝。順風満帆のはずが、この2年はスランプに陥って賞金シードを取れなかった。復活を期して、昨夏から森守洋コーチに師事しスイングを改造。ボディーターンを意識するあまりボールのつかまりが悪くなった悪癖を修正し、飛距離は20ヤード伸びたという。今は「優勝した時よりも良いスイング」との自負がある。苦しんだ時間が無駄でなかったことを残り36ホールで証明する。

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2012年4月21日のニュース