遼、粘って5差16位 決勝ラウンドで巻き返し図る

[ 2012年4月14日 06:00 ]

7番でバーディーパットをねじ込んだ石川

男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ第2日

(4月13日 三重県桑名市・東建多度カントリークラブ名古屋=7081ヤード、パー71)
 中学時代の同級生との婚約表明後、初の試合の石川遼(20=パナソニック)は2日連続の69で通算4アンダー。決勝ラウンドで16位から巻き返しを狙う。

 13日の金曜日。ジェイソンのマスクさながらの白いウエアに身を包んだ石川に、ホラーな展開が待っていた。

 出だしの10番で80センチのパーパットがカップをくるりと回ってボギー発進。12番パー5では1Wを右に曲げ、ボールはカート道で弾んでギャラリーの悲鳴とともにOBゾーンに消えた。上位を狙うどころか、このダブルボギーでいつの間にか背後から迫りくるカットライン。だが、石川は慌てなかった。

 「さすがにつらかったけど、こういうこともある、我慢だと思っていた。そうしたら徐々にタイミングが合ってきた」と17番からは3連続バーディー。3番パー3ではカップに当たり、あと少しでホールインワンというナイスショットも飛び出した。浮き沈みの激しい1日を意外にもハッピーエンドで締めくくり「あしたからはもっとバーディーを求めていきたい」と週末のドラマに期待を抱かせた。

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2012年4月14日のニュース