北島、世界記録の奪回誓う!「方向性が見えてきた」

[ 2012年4月13日 06:00 ]

世界記録奪回へ鋭いまなざしの北島

 競泳のロンドン五輪日本代表が12日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を行い、男子平泳ぎ3大会連続2冠を狙う北島康介(29=日本コカ・コーラ)は世界記録の奪回を誓った。

 08年に出した100メートルと200メートルの世界記録は、休養中の09年に登場したラバー素材の高速水着を着用したオーストラリア選手にいずれも塗り替えられた。競泳界では高速水着時代の世界記録は当面更新不可能と思われていたが、昨年男子200メートル個人メドレーでライアン・ロクテ(米国)が世界新を樹立。「あれはけっこう刺激を受けた。簡単ではないけれど、頑張ります」と世界記録更新へのこだわりを見せた。

 4月の代表選考会では100メートルは58秒90で世界記録まで0秒32、200メートルは2分8秒00で、あと0秒69まで迫った。前半のスピードに手応えをつかみ「(前半で)いけることは分かった。あとはラスト15メートル、25メートルをどう泳ぐか。方向性が見えてきた」と残り3カ月間で取り組む課題を明確にしていた。

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2012年4月13日のニュース