尾崎直道“口の中に災いのもと”マウスピースで失格

[ 2012年4月13日 06:00 ]

男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ第1日

(4月12日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ名古屋=7081ヤード、パー71)
 口は災いのもと。いや、今年から国内ツアーを主戦場とした尾崎直道(55=フリー)にとって今回は口の中に災いのもとがあった。1バーディー、5ボギーの75で初日を終えた後、クラブハウスで関係者と食事をしていた。

 「いやあ、これしてると飛ぶんだよねえ」

 尾崎直が自慢していたのはマウスピース。ラウンド中に装着すると飛距離が伸びたのだという。だが、それを聞いた関係者がルール違反を疑い、競技委員長に確認するよう尾崎直に進言した。結果はクロ。ゴルフ規則14―3(人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用)に抵触しており、同規則の「ストロークをしたり、プレーする上で援助になるようなもの」とみなされた。

 極端な話をすれば、医療用などであれば同じマウスピースでも問題はなかった。飛距離アップを誇らずにはいられなかったという点で、やはり口は災いのもとだったのかもしれない。プロ34年目の尾崎直にとってもマウスピースでの失格は初めてのこと。「自分の勉強不足。お恥ずかしい限りです。勉強して出直してきます」とマウスピースではなく、ほぞをかむ思いでコースを後にした。

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2012年4月13日のニュース