松山 悔し涙「自信持っていた」パット不安で崩れ…

[ 2012年4月9日 08:48 ]

ホールアウト後、記者に囲まれ涙を拭う松山英樹

マスターズ最終日

(4月8日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 最終日に80と崩れ、2年連続のベストアマチュアを逃した松山英樹。ねぎらいの言葉をかけられると目を赤くし、一度、控室に戻ってから記者会見に臨んだ。涙の理由を尋ねられると「自信を持っていたパットがうまく直せなかった…」と悔しさをあらわにした。

 18番(パー4)でバーディーなら、ベストアマチュアだった。ところが第2打がグリーン手前の傾斜で大きく前方に跳ねてピンを20メートルほどオーバー。バーディーパットはラインに乗ったが下りで加速し、カップを跳ねて通り過ぎた。結局3パットのボギーに終わり、前日まで6打差をつけていたパトリック・カントレー(米国)に2打及ばず、2年連続の栄誉を逃した。

 1番で短いパーパットを外してリズムを崩し、「あれでどうしようもなくなった」と修正できないまま終わった。それでも東北福祉大の阿部監督は「まだ20歳の大学生。あの悔しさがあれば、うまくなれる」と今後の糧とすることを期待した。

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