石川遼、中学同級生と婚約 米本格参戦へ20歳の決意

[ 2012年4月9日 06:00 ]

帰国した石川はフラッシュの多さに苦笑い

 石川遼(20=パナソニック)が中学時代の同級生で交際中の一般女性と婚約したことを明かした。マスターズで予選落ちした石川は8日に帰国。結婚についての具体的な時期などは一切、決まっていないものの、既にスポンサー各社には婚約の報告を済ませた。今週は12日からの国内ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップ(三重・東建多度CC名古屋)に出場する。

 20歳でのマスターズ優勝はかなわなかったが、今度は最愛の人と、その夢を追い続けることを決めた。成田空港に到着した石川は婚約について「事実です」と明かし「先月のうちにスポンサーの皆さんにお伝えしました。皆さん祝福してくれました」と笑顔で語った。

 お相手は昨年に交際したことを発表した中学時代の同級生。清楚(せいそ)な雰囲気のスレンダー美人で、3月のアーノルド・パーマー招待から渡米し、マスターズまで石川を現地でサポートしてきた。結納などは行っていないもようだが、周囲も若いカップルの決断を尊重している。ただ、結婚の時期や挙式、披露宴などについては「婚約ですから。結婚ではないので」と説明。結婚に踏み切るタイミングについても「20歳になったし、自分たちで判断できるかなあ…でも、その辺はまだ子供なんで」と語るにとどめた。

 石川にはまず果たすべき目標がある。米ツアーで賞金ランク125位に入り、来季の賞金シードを獲得することだ。マスターズは予選落ちしたものの、プエルトリコ・オープンの2位などここまでの8試合で昨季の賞金ランク150位の賞金を上回り、出場試合の制限がない特別一時会員として戦う権利を得た。

 「米国に行く前に打てなかったショットが打てるようになった。収穫は多かった」と成長に手応え。日米両ツアーを戦いながら「8月の全米プロまでに125位以内をクリアしたい。そこまででダメならまた次の年にチャレンジする」とノルマを掲げた。米ツアー本格参戦なら、海外中心の生活となり家族のサポートは不可欠。来季は晴れて夫婦として海を渡ることもありそうだ。

続きを表示

2012年4月9日のニュース