北島 復帰後最速V!3連続2冠見えた!

[ 2012年4月7日 06:00 ]

<水泳日本選手権 男子200メートル平泳ぎ決勝>泳ぎ終えた北島は苦しそうな表情

競泳ロンドン五輪代表選考会兼日本選手権第5日

(4月6日 東京辰巳国際水泳場)
 男子200メートル平泳ぎで、北島康介(29=日本コカ・コーラ)が2分8秒00で制し、100メートルに続いて五輪切符を獲得した。北京五輪後、1年間休養して10年に復帰してから最速のタイム。前人未到の五輪3大会連続2冠へ向けて準備は整った。立石諒(22=NECグリーン)も2分8秒17の2位で100メートルに続いて代表を決めた。男子200メートルバタフライは松田丈志(27=コスモス薬品)が1分54秒01で制し、200メートル自由形に続いて五輪切符を獲得した。

 優勝インタビューで、あの北京五輪の名フレーズが飛び出した。「ふぁー、ふぁー、なんも言えねぇ」。感極まってではない。疲労困ぱいで落ち着いて答えられる状態ではなかった。立石と壮絶なデッドヒートを繰り広げた北島はレース後も観客の笑いを誘って、場内を沸かせた。

 スタートから果敢に攻めた。150メートルまで日本記録ペース。ラスト50メートルで隣の立石に猛追されたが、最後は0秒17差で振り切った。2分8秒00。自身の持つ2分7秒51の日本記録には及ばなかった。だが、1年休養して10年に復帰してからの自己ベスト2分8秒36(10年パンパシフィック選手権)を更新。高速水着が禁止となった09年以降世界最速のタイムだった。

 「必死でしたよ。ああいう(攻める)レースが僕の持ち味。またできることを証明できた。いっぱいいっぱいだった世界水泳の時とは全然違う」

 昨年の世界選手権はラスト15メートルで失速し、ギュルタ(ハンガリー)に逆転を許し2位に終わった。4月の代表選考会の200メートル決勝で左内転筋の肉離れを起こし、十分な練習が積めなかったことが最大の要因だった。その反省から今まで以上に細部にこだわって体をつくった。拠点の米国に日本からトレーナーを呼び、週3回欠かさず体幹を中心とした筋力トレーニングを行った。小泉圭介トレーナーは「大事なのはいかに体をうまく使うか。おなか回りを中心に鍛えて、体の末端に力みが出ないような体をつくっている」と狙いを明かす。効率のいい泳ぎの追求が故障の予防にもつながっているという。

 3日の100メートルで出した58秒90の日本記録はすぐに世界へ発信された。世界選手権金メダルのダーレオーエン(ノルウェー)はツイッター上で「おめでとう。58秒9は素晴らしい」と反応した。この200メートルもライバルに自分の存在を印象づけることができたはずだ。

 「オリンピックにつながる泳ぎができたと思う。(立石)諒と一緒に表彰台を目指して頑張りたい」。競泳男子初の五輪3連覇は2種目で狙っていく。その手応えと自信を今大会でつかむことができた。

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