アマの比嘉が首位!7月プロテスト前にV狙う

[ 2012年4月7日 06:00 ]

<スタジオアリス女子オープン 初日>1番ティーショットを放つ比嘉真美子

女子ゴルフツアー・スタジオアリス女子オープン第1日

(4月6日 兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース=6483ヤード、パー72)
 アマチュアの比嘉真美子(18=沖縄・本部高出)が4バーディー、1ボギーの69で回り、3アンダーで2年連続賞金女王のアン・ソンジュ(24=韓国)と並んで首位に立った。アマチュアの初日首位は1988年のツアー制施行後では07年スタンレーレディースの新井麻衣以来7人目で9例目。前週優勝の笠りつ子(24=京セラドキュメントソリューションズ)は2アンダーの3位と好位置に付けた。

 冬に逆戻りしたような寒さにプロが苦しむ中、新社会人の比嘉が69をマークした。ツアー制施行後、アマの首位発進は諸見里しのぶらに続き7人目で9例目。それでも18歳は「もっと伸ばせる感じなのに3アンダーは反省点。上がってみたらトップだったので、その面ではいいスタートが切れたと思う」と物足りなさを口にした。

 3月に沖縄・本部高校を卒業。前戦のTポイントレディース後、故郷を離れて福岡県北九州市で新生活を始めている。コーチは沖縄にいるため、基本的に1人で練習。拠点を置く小倉CCではキャディーの手伝いをすることもある。女子高生の頃とは違う毎日にゴルフにも変化が出ている。

 初日は課題のパットが好調。4バーディーのうち、3つは4メートルを沈めた。今季3試合目で「確実に成長を感じる。きょうのスコアもそんなにびっくりしてない」と上位で戦える手応えもつかんだ。

 7月にプロテストを受けるが、アマとしての優勝を本気で狙っている。「(観客に)強い選手として認識してもらいたい」とアピールを忘れない。名刺代わりの快挙となるか。

 ◆比嘉 真美子(ひが・まみこ)1993年(平5)10月11日、沖縄県本部町生まれの18歳。小学3年から両親に勧められてゴルフを始め、小学6年の初ラウンドは96。その1年後に82をマーク。本部高2年からナショナルチーム入りし、3年だった昨年は日本女子アマ優勝、日本女子オープン35位でベストアマ。将来の夢は米ツアー参戦。趣味は音楽鑑賞でケツメイシのファン。1Wの飛距離は260ヤード。1メートル61、57キロ。

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2012年4月7日のニュース