内村 新たな技 離れ技「リューキン」披露

[ 2012年4月5日 20:47 ]

公式練習で調整する内村航平

 体操のロンドン五輪代表第2次選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権(7、8日・国立代々木競技場)の公式練習が5日に行われ、代表に決まっている男子の内村航平(コナミ)や女子で2大会連続の代表を目指す鶴見虹子(日体大)らが器具の感触を確かめた。

 内村は第1日にあん馬、平行棒、鉄棒の3種目のみに出場し、五輪種目別決勝を想定した高難度の演技構成を試す予定。練習では鉄棒で新たに入れた離れ技「リューキン」を披露し「ミスのない美しい演技をできたらいい」と目標を掲げた。

 鶴見は1月に左手甲を亀裂骨折した影響で難度を下げた構成で臨むという。「調子はあまり良くない。代表になれるように頑張る」と話した。

 兄の和仁(徳洲会)弟の佑典(コナミ)と3きょうだいで代表を狙う女子の田中理恵(日体大研究員)は「ピンクパンサー」と映画「007」の音楽を使った床運動を初公開し「新しい自分を見てもらいたい。五輪が懸かっていることは考えない」と平常心を強調した。

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2012年4月5日のニュース