松田 200メートル自由形で圧勝も五輪出場辞退の意向

[ 2012年4月5日 06:00 ]

男子200メートル自由形決勝で1位の松田は声援にこたえる

競泳ロンドン五輪代表選考会兼日本選手権第3日

(4月4日 東京辰巳国際水泳場)
 男子200メートル自由形決勝は松田が1分45秒96で圧勝し、3大会連続の五輪出場を決めた。日本記録に0秒72に迫る好タイムで、5日に始まる本職の200メートルバタフライに向けても気分よく発進。小堀、外舘、石橋との4人の合計タイムで800メートルリレーの派遣標準記録も突破した。

 ただし、同200メートル自由形での五輪出場は辞退する意向で、さらに800メートルリレーの予選がある7月31日は、200メートルバタフライ決勝と重なり、予選の辞退が濃厚。「もう少し周りの選手が頑張らないと、このままではリレーの決勝進出は危ない」と危機感を抱いていた。

 ◆松田 丈志(まつだ・たけし)男子200メートルバタフライで08年北京五輪銅メダル、世界選手権は05年2位、09年3位、11年2位。04年アテネ五輪は400メートル自由形で8位。中京大大学院出、コスモス薬品。1メートル84、83キロ。27歳。宮崎県出身。

 ◆小堀 勇気(こぼり・ゆうき)11年世界選手権代表。日大1年、能美SC。1メートル84、75キロ。18歳。石川県出身。

 ◆外舘 祥(そとだて・しょう)11年日本学生選手権男子200メートル自由形で優勝。近大3年、イトマンSS。1メートル84、77キロ。20歳。北海道出身。

 ◆石橋 千彰(いしばし・ちあき)11年日本学生選手権の男子200メートル自由形で3位。中大3年。1メートル68、67キロ。20歳。福岡県出身。

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2012年4月5日のニュース