「功労金」消滅案も「親方衆から抵抗あると思うが…」

[ 2012年4月5日 06:00 ]

 日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で公益法人制度改革対策委員会を行い、高額でのやりとりが問題視されている年寄名跡の協会一括管理について、補填(ほてん)の意味合いを持つ「功労金」を支給しない案が提示された。

 深沢武久委員は「もともと金銭の譲渡が禁止されているものなので、功労金を支払うのは筋が通らないという話が出た」と説明し、個人間の常識的な範囲内での謝礼は認める意見も出た。協会幹部も功労金を支払わない意向を持っており、出席者によると北の湖理事長(元横綱)は会議中に「親方衆から抵抗はあると思うが、厳しいルールがあればまとまる」と述べたという。

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2012年4月5日のニュース