斉藤愛璃 初心取り戻し復調7位発進!

[ 2012年3月31日 06:00 ]

ヤマハレディース初日、17番、ティーショットをグリーンに乗せ笑顔でキャディーからパターを受け取る斉藤愛璃

女子ゴルフツアーヤマハ・レディース葛城第1日

(3月30日 静岡県袋井市・葛城ゴルフ倶楽部山名コース=6587ヤード、パー72)
 開幕戦のツアー初優勝後、2試合連続予選落ちしていた斉藤愛璃(22=程ケ谷CC)が2バーディー、3ボギーの73で首位と4打差の7位につけた。空き週だった前週に基本練習を繰り返して初心を取り戻し、復調した。唯一のアンダーパーで回った服部真夕(24=LIXIL)が3アンダーの69で首位。今季初戦の有村智恵(24=日本ヒューレット・パッカード)は8オーバーの80で87位と大きく出遅れた。

 オープンウイークを挟んで斉藤が明るさを取り戻した。強風でスコアが伸び悩む中、耐えて1オーバー。18番は下りの6メートルを沈めて、バーディーで締めくくった。

 「ショットがどこに行っちゃうんだろうというぐらい悪かった。その分、どこに落としたらパーを拾えるか考えた。悪くてもパーを拾うのが私のプレー。それができた」

 初優勝の後、気負いから自分を見失っていた。2週連続予選落ちは「常に良い成績を出したいと空回りした」と振り返る。試合がなかった前週は練習に時間を割き、基本に戻ってアドレスの向きから修正を図った。ショットはまだ不安定ながら、初日は6ホールで1パットのパーを拾うしぶとさを見せた。

 その愛らしいルックスからゴルフ雑誌の表紙を飾るなど、一躍シンデレラガールとなった22歳。一変した周囲に戸惑いを覚えつつも、今やるべきことは分かっている。息抜きや自分へのご褒美は「したいことはオフになってから」とキッパリ。今大会はツアー屈指の難コース。7位と好位置ながら、我慢を重ね、予選突破から再出発を図る。

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2012年3月31日のニュース