ヨナ＆トゥクタミシェワ不在　日本勢メダルチャンス

フィギュアスケート世界選手権

（フランス・ニース）
　浅田ら日本勢の最大のライバルになるのが、今季好調のコストナー（イタリア）だ。ＧＰシリーズ３戦に出場し、スケートアメリカ２位、中国杯優勝、フランス杯２位と安定。ＧＰファイナルも自己ベストの１８７・４８点で制し、１月の欧州選手権でも２位に１６・６１点差をつけて圧勝した。過去の世界選手権は０８年は銀メダル、０５、１１年は銅メダルに終わっており、悲願の金メダル獲得を目指している。

　四大陸選手権で自己ベストの１９２・４１点をマークして浅田を破ったワグナー（米国）、ＧＰファイナル３位のレオノワ（ロシア）も強敵。だが、今大会には１０年バンクーバー五輪金メダリストのキム・ヨナ（韓国）が不在で、ロシアの新星でＧＰシリーズを連勝したトゥクタミシェワ（１５）も年齢制限で出場できない。外国勢のライバルが手薄なため、鈴木や村上もメダルの可能性は十分。セクシースケーターのゲデバニシビリ（グルジア）にも注目だ。