大関昇進伝達式で両親緊急来日 鶴竜「親孝行できる」

[ 2012年3月28日 06:00 ]

昇進伝達式が翌日に迫り、緊張感たっぷりの鶴竜

 大相撲春場所で13勝を挙げ大関昇進が濃厚な関脇・鶴竜(26)が27日、大阪市内で会見し、モンゴルに住む両親と姪(めい)っ子が緊急来日したことを明かした。

 モンゴル国立技術大学エネルギー工学部の学部長を務める父・マンガラジャラブさん(54)が多忙のため、当初は28日の伝達式に招待できるか微妙だったが、前日夜に来日の調整が付いたという。3人はこの日昼に大阪入りし、夜には鶴竜と会食。鶴竜は「家族の支えがなければ続けられなかった。伝達式に呼んで親孝行ができることは本当に良かった」と感無量の様子だった。

 28日午前の番付編成会議と臨時理事会で大関昇進が正式決定。その後、雷(いかずち)理事(元幕内・春日富士)と錣山親方(元関脇・寺尾)が使者として大阪市内の法岩寺を訪れる。家族が見守る中で口上を述べることになるだけに、「シンプルなのでだいたい覚えた。間違えないようにしたい」と緊張感たっぷりに話した。

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2012年3月28日のニュース