右肩痛から復活すぐ結果出た！錦織３回戦進出

ソニー・エリクソン・オープン

（3月23日 米フロリダ州マイアミ）
　男子シングルス２回戦で、日本男子史上最高の世界ランク１６位の錦織圭（フリー）は、ルカシュ・ラツコ（スロバキア）をストレートで下し３回戦に進出した。錦織は安定したストロークと要所での集中力を発揮。第１セットを６―３で奪うと、第２セットも安定したサーブで主導権を握り、６―３で押し切った。

　初戦となる２回戦を突破した錦織は「きょうはサーブに助けられた」と勝因を挙げた。今季好調の相手に対し、要所で７本のサービスエースを決めた。右肩痛が癒えたのが大きい。２月下旬のメキシコ・オープンでは２回戦で右肩を痛め逆転負け。満足な練習ができず、ＢＮＰパリバ・オープンでは初戦の２回戦で敗れた。ようやく不安がなくなり、今大会に向け念入りにサーブを練習。いきなり成果が出て「こんなにすぐにいい形になるとは」と驚いていた。