王子　４年ぶり２回目の優勝へ王手！

　１勝１敗のタイで迎えたアイスホッケー・アジアリーグプレーオフ決勝（３勝先勝方式）第３戦が行われ、王子（リーグ戦１位）がアイスバックス（同３位）を４－３で破り、４年ぶり２回目の優勝へ王手をかけた。先制した王子は第２Ｐに百目木の２ゴールなどで３点を奪って２点差とし、アイスバックスの第３Ｐの反撃を１点に抑えて逃げ切った。第４戦は２４日に栃木・日光で行われる。

　王子が地元・苫小牧で連勝し、優勝まであと１勝。試合を決めたのはプレーオフ決勝の２戦目まで５試合でわずか１得点だった期待の百目木だった。第２Ｐの２、１４分にゴール。山中監督は「欲しい時のパワープレーで得点できて、相手を勢いに乗せなかった」と振り返った。第４戦からは熱狂的な応援で知られる日光でのアウェー戦となるが、指揮官は「選手は戦い方を知っているので安心していられる。王子らしいホッケーで決めたい」と自信をのぞかせた。

　▼アイスバックス・村井監督　立ち上がりにウチがチャンスを生かせず、逆に王子に一つのチャンスを決められてしまった。その後はキルプレーが長くなり失点につながったのが敗因。第１戦から福藤（ＧＫ）が出られず苦しいが、小野はいいプレーをしている。