残り2戦 伊東は4位「表彰台がおまけでつけば良かったけど」

[ 2012年3月17日 10:20 ]

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は16日、スロベニアのプラニツァでフライングヒル(FH)による個人第25戦(HS215メートル、K点185メートル)を行い、今季4勝の26歳、伊東大貴(雪印メグミルク)は2回のジャンプともに212・5メートルの合計415・6点で4位だった。

 FH世界選手権覇者のロベルト・クラニェツ(スロベニア)が今季2勝目、通算4勝目を挙げ、FH種目別ランキングで伊東を抜いて1位となった。竹内択(北野建設)は19位、葛西紀明(土屋ホーム)は28位だった。

 今季10度目の表彰台を飛距離にして2・5メートル差で逃したものの、エース伊東は「(ジャンプの)内容はまあまあ良かった。最低限以上のことはできた」と満足そうな表情を浮かべた。

 FH種目別1位を示す名前入りの赤いゼッケンをつけ、1回目は課題に挙げていたタイミングを修正して3位。2回目は強い追い風を受け、もうひと伸びできなかった。「2回ともいい流れで飛べた。表彰台がおまけでつけば良かったけど」と気にするそぶりは見せなかった。

 18日の個人最終戦では、種目別で再逆転の可能性があることには「取れればいいなと思うぐらい」と意識する様子はない。「けがなく、いいジャンプで終わることができれば」と団体戦を含めた残り2戦に臨む。(共同)

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2012年3月17日のニュース