尾崎、執念実らせ夢切符!監督の4位超えが目標 

[ 2012年3月12日 19:41 ]

ロンドン五輪の女子マラソン代表に決まり、記者会見する尾崎好美

ロンドン五輪マラソン代表発表

(3月12日)
 発表を聞いた時の様子を聞かれると、顔を覆うしぐさで「こんな感じで泣きそうになりました」とにこやかに笑った。姉のように慕う1992年バルセロナ五輪4位の山下佐知子監督と並んで記者会見した尾崎は「監督を超える結果を出して、監督がいい指導者であると示せるような走りをしたい」と目標を掲げた。

 浮き沈みを経て夢の舞台の切符をつかんだ。世界選手権は2009年に銀メダルを獲得しながら昨年は18位。失敗を挽回するため3度も選考レースを走り、前日の名古屋で執念を実らせた。「五輪に出たくて諦めきれなかった。挑戦してよかった」と充実感に浸った。

 山下監督は高速化する世界の情勢を受け「今までの五輪や世界選手権とは全く違うレースになる。流れに乗るか、自分のペースで追い上げるか」と戦略を思案する。昨年11月の横浜国際で大会前に貧血になった尾崎は「まずはレースに体調を合わせることが大事」と言葉に力を込めた。

続きを表示

2012年3月12日のニュース