高橋 一本勝ちで初優勝!五輪出場をアピール

[ 2012年3月12日 06:00 ]

 柔道の東京都柔道選手権が11日、全日本選手権(4月29日、日本武道館)の予選を兼ねて講道館で行われ、ロンドン五輪男子100キロ超級代表候補の高橋和彦(26=新日鉄)と上川大樹(22=明大)が決勝で対戦。高橋が一本勝ちで初優勝した。2人は8強以上に与えられる全日本出場権を獲得。前年優勝で推薦出場の鈴木桂治(31=国士舘大教)とともに五輪代表を争う。

 昨年からの低迷で選考レースで後れを取っていた高橋が、10年5月のGS以来、1年10カ月ぶりの優勝で五輪出場をアピールした。「全日本出場権を獲れないと、今年が終わる」と危機感を持って臨み、順当に決勝進出。上川を大内刈りで沈めた。場外での小外刈り、払い腰を含めると3度の一本。「最近、練習している」という隅返しも披露し「五輪は諦めていない」と話した。

 ≪上川 高橋に完敗も“余裕”≫高橋に完敗した上川だが「とりあえず、全日本予選の突破が目標だったんで」と笑顔で振り返った。5回戦で場外ながらタイミングよく決めた払い腰や、準決勝の大外返しなど手応えもあったようで「5回戦の技を(畳の)中でやれたらいい」と話した。選考レースは優位と言われており「(五輪選考会の)全日本と選抜体重別の両方、勝ったら決まりっすね」と余裕があった。

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2012年3月12日のニュース