野口みずき帰国 4年4カ月ぶりのマラソンに備え中国で合宿

[ 2012年3月4日 16:04 ]

 アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき(33)=シスメックス=が4日、ロンドン五輪代表の最終選考会の名古屋ウィメンズ(11日)に備え、高地合宿を行っていた中国・昆明から関西空港に帰国した。約3週間に及ぶ合宿を終え、やや疲れた表情で「本当に久しぶりのマラソンなので不安半分、わくわく感半分。あとは最終調整をしっかり、気を抜くことなくやりたい」と抱負を口にした。

 野口は選考会の一つだった1月の大阪国際を左太もも裏の炎症のため、大会直前で欠場した。中国に入ってからは炎症も感じなかったそうで「(けがの)不安はない。走りの状態もいい。こういう道筋だったのかと思う」と“遠回り”を前向きにとらえる。大阪国際の直前合宿で行った40キロ走は控え、30キロ走やスピード練習に時間を割いたという。

 同行した広瀬監督は復調を感じつつも「七割くらいの出来。大阪で休んでいるので、そこ(のブランク)をどうクリアするか。とにかくスタートラインに立って走ってくれるのが願い」と話した。

 名古屋ウィメンズは野口にとって、約4年4カ月ぶりのマラソン出場となる。

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2012年3月4日のニュース