沙羅、W杯初優勝に手応え「100%の力を出せば…」

[ 2012年3月3日 06:00 ]

ノルディックスキーのW杯公式練習で調整するジャンプ女子の高梨沙羅

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子蔵王大会は3日に山形市蔵王で開幕する。2日に公式練習が行われ、15歳の高梨沙羅(北海道・上川中3年)は2本目にこの日最長の98・5メートルを飛ぶなど3本全てトップの飛距離をマークし、W杯初優勝へ弾みをつけた。

 W杯6勝の17歳、サラ・ヘンドリクソン(米国)を抑え「3本ともタイミングがあったのでよかった」と手応えは十分だ。前週の世界ジュニア選手権で団体と個人の2冠を達成した日本の若きエースは今季から始まったW杯で2位が3回。いずれもヘンドリクソンに敗れているが、初の国内開催を前に好調を維持している。

 今回は2日間で3戦。渡瀬弥太郎コーチは「せっかくのチャンス。(タイトルを)2つぐらい頂きますか?」と自信たっぷり。高梨も「100%の力を出せば、いい結果がついてくる」と力強かった。

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