20年五輪の申請ファイル 東京支持率は5都市で最低

[ 2012年3月2日 18:46 ]

 2020年夏季五輪招致を目指す5都市が提出した申請ファイルで、地元住民の開催支持率は東京が65・2%で最低だったことが2日、分かった。

 バクー(アゼルバイジャン)が90%でトップとなり、イスタンブール(トルコ)が87・1%、ドーハ(カタール)が82%、マドリードが75・3%で続き、東京の低さが際立った。

 支持率は各候補都市が独自に調査して記載した。国全体でもアゼルバイジャンが95%、スペインが84%、トルコが83・3%の高支持率で、日本は65・7%だった。カタールは記述がなかった。

 東京招致委員会の竹田恒和理事長は「それぞれの国で状況も違うし、単純に比較はできない。東京は成熟した大都市であり、人口的に見れば多くの方のバックアップを得ている」と説明。バクーなどの高い数字には「初の五輪を目指すところは、想像もできない支持率の高さが出る」と冷静に受け止めた。

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2012年3月2日のニュース