穴井“五輪に集中のため”全日本選手権辞退　

　柔道男子１００キロ級でロンドン五輪代表最有力の穴井隆将（天理大職）が五輪に集中するため、体重無差別で争う全日本選手権（４月２９日・日本武道館）の出場を辞退したことが２４日、関係者の話で分かった。昨年準優勝のため予選は免除されるが、エントリー期限の２４日までに講道館に辞退届を提出した。

　五輪初出場を目指す穴井は２００９年に全日本選手権初制覇。１０年に世界選手権で初優勝し、現在は世界ランキング３位をキープしている。全日本選手権後には五輪最終選考会の全日本選抜体重別選手権（５月１２、１３日・福岡国際センター）を控えている。

　講道館によると、昨年の全日本選手権覇者で男子１００キロ超級の鈴木桂治（国士舘大教）は出場するという。