急死した田子ノ浦親方 朝も普段通り指導

[ 2012年2月13日 22:14 ]

 大相撲の田子ノ浦親方(元幕内久島海)の急死を受け、搬送先の東京都墨田区内の病院には幕内碧山関ら弟子や、同じ出羽海一門の親方衆が険しい表情で駆けつけた。境川親方(元小結両国)によると、夫人が霊安室で遺体に寄り添っていたという。

 春日野部屋付きの清見潟親方(元幕内栃栄)によると、田子ノ浦親方は13日朝、弟子を連れて春日野部屋などへ出稽古した。

 清見潟親方は「いつもと変わらない様子だった。きょうで出稽古が終わりなので、また(3月に春場所が開催される)大阪で会おうとおっしゃっていたのに…」と神妙な面持ちだった。

 田子ノ浦部屋のある若手力士は「朝は普段通りに指導していただきました。信じられません」と目に涙を浮かべていた。

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2012年2月13日のニュース