添田、歴史的1勝!デ杯WGで日本に初勝利もたらす

[ 2012年2月11日 06:00 ]

<日本・クロアチア>4時間を超える試合を制し、歓喜するスタンドのファンに手を振る添田

男子テニス国別対抗戦デ杯ワールドグループ1回戦第1日

(2月10日 三木市ブルボンビーンズドーム)
 27年ぶりのワールドグループ(WG)復帰を果たした日本はクロアチアと対戦し、最初のシングルスでは世界ランキング90位の添田豪(27)が同55位のイワン・ドディグ(27)に6―7、3―6、6―4、6―3、7―5で逆転勝ちし、81年の現行制度以降、日本にWG初勝利をもたらした。2試合目のシングルスで、世界20位のエース錦織圭(22)が同43位のイボ・カロビッチ(32)にまさかのストレート負けを喫し、通算1勝1敗となった。11日はダブルス1試合を行う。

 力のないドディグのリターンがラインを割ると、添田は両手を天にかざした。追い込まれてから驚異的な粘りを見せた27歳は力強いサーブで4時間5分の熱闘を締めくくった。大入りの観客から割れんばかりの拍手と歓声が送られた。

 「勝ったことが本当に信じられないです」

 格上相手に2セット連取されてからの大逆転なのだから、自ら驚くのも無理はない。それでも、2週前のツアー下部大会優勝で自己最高の世界ランキング88位(1月30日付)まで浮上して勢いに乗る男に、焦りはなかった。「テニス的には悪くなかったし、相手ともそこまで差はないと思っていた」。ドディグには1月のチェンナイオープンで勝利を収めている。その時と同じように、同じコースに集めすぎず、甘いボールが来たら前へ出るプランを徹底すると、徐々にペースをつかんでいった。第5セットは一進一退の攻防。ブレークチャンスを逃す半面、ピンチもしのいだ。「マラソンマッチをしよう。そういう覚悟でいました」。しぶといレシーブで試合を組み立てると、第11ゲームでブレークし、最後は危なげなくキープした。

 ▼ドディグ 第3セットはチャンスがあったが生かせなかった。添田選手は簡単にはミスをしてくれなかった。世界ランク90位付近にいる選手に勝つのは簡単なことではない。最後のファイトは、彼の凄いところだった。

 ◆添田 豪(そえだ・ごう)1984年(昭59)9月5日、神奈川県藤沢市生まれの27歳。4歳からテニスを始める。全国小学、全国中学大会で優勝。藤沢翔陵高校(神奈川)では高校総体で単複優勝。03年4月にプロ転向。自己最高世界ランクは88位。デ杯は05年から代表入りし、シングルス18勝4敗、ダブルス2勝1敗。右利きのオールラウンド・プレーヤー。得意ショットは両手打ちのバックハンド。好きなサーフェスはハードコート。1メートル80、73キロ。

 ▽デビスカップ(デ杯) 国際テニス連盟主催の男子の国別対抗戦で、毎年開催される。女子の国別対抗戦はフェド杯。81年からワールドグループ(WG)制が導入され、上位16カ国でトーナメントを行う。下部グループはアメリカ、欧州・アフリカ、アジア・オセアニアの3地域に分かれており、WG1回戦敗退チームと各地域の優勝チームが入れ替え戦を行う。各国代表選手は4人で、1日目はシングルス2試合、2日目はダブルス1試合、3日目はシングルス2試合。先に3勝したチームが勝ち。

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