大技解禁!真央、ショートもフリーも3回転半「跳ぶ」

[ 2012年2月11日 06:00 ]

公式練習で調整する浅田真央

フィギュアスケート四大陸選手権第1日

(2月9日 米コロラド州コロラドスプリングス)
 大技解禁だ。10日(日本時間11日)の女子ショートプログラム(SP)を前に、浅田真央(21=中京大)が会見。昨年11月のロシア杯、12月の全日本選手権で回避したトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への挑戦を明言した。男子SPでは高橋大輔(25=関大大学院)は82・59点で3位発進。世界王者のパトリック・チャン(21=カナダ)が87・95点で首位に立った。

 ついに封印を解く時が来た。この日、午前と午後の2回行われた練習で、浅田はトリプルアクセルに着氷して順調な仕上がりをアピール。10日(日本時間11日)のSPを前に会見に応じ、力強く大技へのチャレンジを宣言した。「この試合で(トリプルアクセルを)跳びたいと思う。今のところはショートプログラム(SP)もフリーも入れる構成でやっている」。

 今季の浅田は、ジャンプ以外の総合力で結果を出してきた。トリプルアクセルにトライしたのは、1回転半に終わったNHK杯のSPだけ。3季ぶりにGPシリーズ優勝を飾った昨年11月のロシア杯、最愛の母・匡子さん(享年48)の死を乗り越えて戴冠した同12月の全日本選手権では大技を回避した。だが、自身の最大の武器には強いこだわりを持ち続け、今大会に向けて重点的にトリプルアクセルのトレーニングを積んできた。「こっちに入ってきて、ジャンプの調子が結構良くなってきている」。昨年の四大陸選手権以来、1年ぶりの大技成功へ準備は整った。

 今大会は標高約1800メートルの高地で行われる。現役時代に高地での演技経験がある佐藤信夫コーチ(70)が「演技後半は息が切れて、目の前が暗くなった」と振り返れば、浅田も「初めての場所。どうなるのかな」と話す。酸素が薄いため体力的に厳しい演技を強いられる一方で、気圧が低くジャンプが跳びやすいという利点もある。年明けのアイスショーで成功させている3―3回転の高難度コンビネーションも、プログラムに組み込む予定だ。

 2季ぶりの女王奪回を狙う3月の世界選手権(フランス・ニース)を見据え、大技へのチャンレンジは確かなステップになる。「11年はいろんなことがあったけど、乗り越えられた。乗り越えられたことを力に変えて、レベルアップしたい」と誓った12年。今年初の実戦で、会心のスマイルを披露してくれるはずだ。

 ◆女子SP滑走順 30選手が5組に分かれ、日本勢3人はすべて第4組。浅田が全体の19番目に演技し、村上は23番目、今井が24番目。全米選手権女王のワグナーも同じ第4組で、22番目に登場する。

 ▽四大陸選手権 欧州以外の国・地域が参加して行われ、99年2月に第1回大会を開催。浅田は5年連続の出場で過去の成績は08年優勝、09年3位、10年優勝、11年2位。高橋は08、11年で優勝している。

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