把瑠都 綱とりへ稽古再開…新審判部長は連覇を設定

[ 2012年2月1日 17:33 ]

 大相撲初場所で初優勝した大関把瑠都が1日、東京都大田区の尾上部屋で、綱とりが懸かる春場所(3月11日初日・大阪府立体育会館)に向けて稽古を再開し「一番一番、大事に取っていく。場所が近づくにつれて重圧が出てくるかもしれないが、今はマイペースで稽古したい」と話した。

 2年ぶりに開催される春場所は因縁深い場所だ。2006年に43年ぶりの十両全勝優勝を達成し、一昨年は14勝を挙げて大関昇進を決めた。07年は左膝負傷で全休を余儀なくされている。好物のたこ焼きの本場でもあり「おいしいものも食べられるし、温かいお客さんの前で良い相撲を取る」と意気込む。

 昇進問題を預かる審判部の鏡山新部長(元関脇多賀竜)は「次も優勝なら文句はない。そうでなければ(昇進は)ないのではないか」と厳しい条件を設定する考え。初場所の稀勢の里戦で見せた注文相撲にも触れ「上がるなら良い星数、良い内容で堂々と」と続けた。初の綱とりは真っ向勝負で挑みたいところだ。

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2012年2月1日のニュース