11人理事選…友綱親方落選、九重親方は過去最少票当選

[ 2012年1月31日 06:00 ]

日本相撲協会役員改選

 2期連続で投票となった理事選は史上最多の12人が立候補したが、この日の朝になって伊勢ケ浜親方が突然の辞退を申し出た。受け付け期間が終了していたため受理されなかったものの、その時点で事実上11人の争いとなった。

 評議員会では史上初の立候補者による“立会演説”が実施され1人3分でアピールした。高砂一門は九重親方の落選を危ぐして27日に一門会を開き、パイプ役の中村親方(元関脇・富士桜)が友好関係にある時津風一門に協力を要請していた。

 一方の友綱親方は6票集まったものの、史上最少の7票で当選した九重親方に1票及ばなかった。友綱親方は「自分の思うところを常に真っすぐ進んできた。さっぱりした」と晴れ晴れとした表情で話した。

 ◇今後の役員改選 公益財団法人移行に伴いルール変更。8人から12人以内の外部有識者が評議員会を構成し、理事、監事の候補者を選定し決定する。学識経験者の外部理事は5人以内で、全部で15人以内(親方は10人)となる。監事は2人以上3人まで。

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2012年1月31日のニュース