事前の対策奏功 遼 粘りのパット光った

[ 2012年1月29日 06:00 ]

16番で3メートルを沈めて3連続バーディーとした石川
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ファーマーズ・インシュランス・オープン第2日

(1月27日 米カリフォルニア州サンディエゴ トーリーパインズGC北コース=6874ヤード、パー72)
 2日目も石川の粘りのパットが光った。2番で3メートル、8番でも2・5メートルを沈めてパーをセーブすると、11番は7メートルのパーパットを沈めている。バーディーチャンスで決まらずに泣かされた半面、パットでスコアが崩れるのを防いだ。

 石川は「特にパッティングは昨年から何も変えてません」と語る。しかし、加藤大幸キャディーは「取り組みが好結果につながっている」と、分析する。今コースはポワナ芝(スズメノカタビラ)。ボールが跳ねるように不規則に転がるこの芝は、スパイク跡が付きやすく、転がりに影響が出やすい。そのため練習グリーンでわざと自分が打つラインを踏み、その跡に負けないように順回転のボールを打つ練習をしている。

 あまりの“入れっぷり”に、同組のラブマーク、ゲイトのキャディーには「どうなっているんだ」と冷やかされたという。きめ細かな対策が、難コース攻略に役立っている。

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2012年1月29日のニュース