ナドロ不発…NEC“悔し”プレーオフ進出お預け

[ 2012年1月29日 06:00 ]

<NEC・NTTドコモ>NTTドコモの激しいタックルに止められるNEC・ナドロ(右)

ラグビートップリーグ第12節第1日

(1月28日 秩父宮ほか)
 4試合を行い、4位NECは12位NTTドコモに19―28で敗れ、初のプレーオフ(PO)進出を決められなかった。シーズン最多の19トライまであと1本に迫っていたNECの元フィジー代表WTBネマニ・ナドロ(23)はノートライで、次節の最終節近鉄戦(2月4日、花園)で記録更新を狙う。前節でPO進出を決めた首位のパナソニックは近鉄に25―22で逆転勝ちして11連勝。最終節で東芝(2月5日、秩父宮)と戦う。

 NECは26日に業績悪化で1万人のリストラを発表。元日本代表ロック浅野は「われわれの価値は勝つことで生まれる。きょうは社員を励ます大事な試合だった。残念です」。今季わずか1勝だったNTTドコモにまさかの敗戦で肩を落とした。

 4トライ以上の勝利なら、自力でプレーオフ進出を決められた。しかし、残留争いを繰り広げるNTTドコモは降格回避へ気力充実。特にNo・8箕内ら元NECのメンバー3人が先発し、ボール争奪戦で圧力を掛けてきた。NECは球出しが遅れて力を出せなかった。

 現在18トライのナドロは27日に自らてい髪して、気持ちを高めた。しかし、今週初めに降った雪の影響でピッチ状態が悪く、持ち味の走力は影を潜めてノートライ。「きょうは神のご加護がなかった。次の近鉄戦に向けて気合を入れ直したい」と気持ちを切り替えていた。

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