アザレンカ“絶叫対決”制し初優勝 世界ランク1位も決定

[ 2012年1月28日 19:16 ]

テニスの全豪オープンで初優勝したビクトリア・アザレンカ

 テニスの全豪オープンは28日、メルボルンで行われ、女子シングルス決勝は第3シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が第4シードのマリア・シャラポワ(ロシア)を6―3、6―0で下し、四大大会初優勝を果たした。ベラルーシ選手として四大大会初のタイトルを手にし、新たに世界ランキング1位に就くことも決まった。

 ともにショットの度に声を出すため“絶叫対決”としても注目だったが、アザレンカが第1セットの第7ゲームからは9ゲームを連取。勢いで押し切った形に。シャラポワは4年前に初優勝して以来の決勝進出だったが、あと一歩届かなかった。

 ▽ビクトリア・アザレンカの話 自分を信じることができるようになり、やっと(四大大会の)トロフィーを手にすることができた。私に多くの刺激を与えてくれたみんなに感謝したい。

 ▽マリア・シャラポワの話 いい日もあれば悪い日もある。けがを乗り越えて戻ってくることができたが、勝者がすべてを持っていくのが勝負の世界。きょうはビクトリア(アザレンカ)の方が上回っていた。

 ◆ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)7歳でテニスを始め、ジュニア時代は米アリゾナ州でトレーニングを積んだ。03年にプロ転向し、09年にツアー初勝利。今年のシドニー国際でツアー9勝目を挙げた。ダブルスも得意にしており、四大大会の混合ダブルスは07年全米オープン、08年全仏オープンで優勝している。183センチ、66キロ。22歳。ミンスク出身。

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