4時間50分の死闘制した!ジョコビッチ決勝進出

[ 2012年1月28日 06:00 ]

男子シングルス準決勝を制し、ガッツポーズするジョコビッチ

全豪オープンテニス第12日

(1月27日 メルボルン)
 男子シングルス準決勝で4大大会3連勝を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、準々決勝で錦織圭(フリー)を下した第4シードのアンディ・マリー(英国)を6―3、3―6、6―7、6―1、7―5で下し、決勝に進出した。2連覇が懸かるジョコビッチは29日の決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。女子ダブルスはスベトラーナ・クズネツォワ、ベラ・ズボナレワ組(ロシア)が初優勝した。

 4時間50分の死闘を制したジョコビッチは「表現するのが難しい。今までプレーした中でベストの試合だ」と声を弾ませた。第1セットを先取。決まったように思われたボールをマリーに何度も拾われ、第2セットを奪い返された。1時間28分かかった第3セットもタイブレークで落としたものの、そこから底力を発揮。強気のサーブとストロークで圧倒。最終セットは5―5ともつれたが、第12ゲームで粘る相手を振り切った。68年のオープン化以降で史上5人目の4大大会3連勝にあと1勝と迫った。

 <強豪ロシアペアが初制覇>女子ダブルス決勝は、シングルスの世界ランキングで7位のズボナレワと19位のクズネツォワの強豪同士が組んだロシアのペアが初制覇。申し込み期限の直前に急きょ出場を決めたが、個々の能力の高さでカバーした。ロンドン五輪出場にも注目が集まるが、ズボナレワは「分からない。今回の出場を決めたときにはそんなことは考えていなかったから」とコメント。「重要なのは楽しくプレーできたということ」と笑顔を見せた。

続きを表示

2012年1月28日のニュース