定員10人に12人立候補 理事選2期連続で投票へ

[ 2012年1月26日 06:00 ]

 日本相撲協会の理事選が2期連続で投票に持ち込まれることが確実となった。25日、東京・両国国技館で会合を開いた立浪一門から春日山親方、友綱親方、伊勢ケ浜親方の3人が出馬する可能性が出てきたためで、定員10人に過去最多の12人が立候補する。

 立浪一門は18票を持っているが、当選ラインは10票のため、候補者を春日山親方1人に絞っていた。しかし、昨年12月に現職の友綱理事が出馬表明。今年に入り、伊勢ケ浜親方も出馬の意向を示すなど、一門内の意向がまとまらない状況となった。

 このままでは立浪一門の3人が共倒れする危険もあるが、春日山親方は「調整がつかなかった。3人が立候補する可能性がある。しようがないよ。元横綱と現職だから」とあきらめ顔だった。相撲協会は26日に立候補届を受け付け、候補者が正式決定する。

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2012年1月26日のニュース