センターコートに「ニシコリコール」 錦織健闘に観客総立ち

[ 2012年1月25日 20:53 ]

 テニスの全豪オープンで日本男子としては80年ぶりに8強入りした錦織圭(22)=フリー=は25日、男子シングルス準々決勝で敗れたが、メルボルンにあるセンターコートのロッド・レーバー・アリーナに立った日本人選手の健闘をたたえ、総立ちの観客からは温かい拍手が送られた。

 錦織の歴史的な大一番を見届けようと、日の丸を持った多くの日本人が浴衣姿などで応援に訪れた。劣勢になると「錦織頑張れ」と声援が飛び、スタンド全体から「ニシコリ」コールも湧き起こり、錦織は「あれだけ応援されるのは力になる」と感謝した。

 スタンドで応援した父、清志さん(55)は「一緒にいて彼の苦悩、悲しみの半分ぐらいは知っている」とここまでの道のりを思い、世界ランキング4位のアンディ・マリー選手(英国)に立ち向かった息子を見て「いい感じだけど、悔しいな」とつぶやいた。(共同)

続きを表示

2012年1月25日のニュース