外国出身最スロー十両 千昇、夢は白鵬との同期対決

[ 2012年1月25日 17:56 ]

 日本相撲協会が発表した大相撲春場所(3月11日初日・大阪府立体育会館)の十両昇進力士で、外国出身者として最も遅い所要65場所で新十両を決めた千昇(28)=本名エンフバートル・バヤルバト、モンゴル出身、式秀部屋=が25日、東京・両国国技館で記者会見し「長くは感じなかった。自分も関取にならなきゃと思っていたので、つらいとは思わなかった」と言葉を弾ませた。

 横綱白鵬と同時期に来日し、初土俵も同期。白鵬から昨夏に合宿に誘われ、初場所前も稽古をつけてもらった。千昇は「胸を借りることができ、ありがたかった。将来は横綱とやってみたい」と思いをはせた。

 式秀親方(元小結大潮)にとっては20年前に部屋を創設して以来、初の関取。「弟子が大銀杏で土俵に上がるのを見ることができ、すごくうれしい」と感慨深げだった。

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