野口みずき 左太腿故障で大阪国際欠場…名古屋で五輪切符目指す

[ 2012年1月25日 16:11 ]

今月19日、合宿地の米コロラド州ボールダーから帰国した野口みずき

 2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき(33)=シスメックス=が左太もも裏の炎症で29日のロンドン五輪代表選考レース、大阪国際女子マラソンを欠場すると25日、大会事務局が発表した。今後は最終選考となる3月11日の名古屋ウィメンズで五輪出場権獲得を狙う。

 所属先の広瀬永和監督は大阪市内で報道陣の取材に応じ「1週間から10日の療養で練習を再開できるが、大会に出る状況ではない」と説明した。米国での高地合宿終了直前に左脚の違和感を訴え、帰国翌日の20日に病院で診察を受けたという。野口は大会事務局を通じ「ショックだったが気持ちを切り替えて名古屋に向けて頑張る。諦めない」などとコメントした。

 野口は08年北京五輪をけがで欠場した後も度重なる故障に苦しんだ。ロンドン五輪へ向け、高地合宿で約4年ぶりとなるマラソンに備えていた。

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2012年1月25日のニュース