強気の水谷が弱音…「今は何も考えられない」

[ 2012年1月22日 19:55 ]

男子シングルスで水谷隼(左)を破り初優勝、表彰台で笑顔の吉村真晴

全日本選手権最終日男子シングルス決勝 水谷隼3-4吉村真晴

(1月22日 東京体育館)
 あと一歩で6連覇を逃した水谷は、日本一は手元まで来ていたが、最終第7ゲームで3度のマッチポイントを逃した。「悔しい。精神面が弱かった。今は何も考えられない」と、強気で知られる日本の第一人者が弱音を吐き続けた。

 昨年2月のジャパン・トップ12大会決勝で吉村を簡単に退けたが、相手は成長していた。警戒した以上の威力だった両ハンドのドライブに押され、最初の2ゲームを落とした。その後第3、第4ゲームを奪い返し、最終ゲームもリードしたが、珍しく詰めを欠いた。

 メダルを目指すロンドン五輪を控えるシーズン初戦で、思わぬ苦杯を喫した。22歳のサウスポーはこの敗戦を「一生忘れず、励みにして頑張る」と言うのがやっとだった。

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2012年1月22日のニュース