稀勢の里 初V遠のく3敗目「変化は頭になかった」

[ 2012年1月19日 20:33 ]

大相撲初場所12日目

(1月19日 両国国技館)
 稀勢の里は把瑠都のはたき込みに転がると、顔をしかめて宙を見つめ、何事かつぶやいた。初優勝が遠のく痛恨の3敗目。支度部屋でも「(変化は)頭になかったかな。最後まで思い切っていきたいです」と絞り出すのが精いっぱいだ。

 いつもより拳一個分、遠い仕切りに把瑠都が嫌う。駆け引きで揺さぶるように右手をついて立ったが、頭が低かった。土俵下から見た中村審判部副部長(元関脇富士桜)は「呼吸が合わず、硬くなったのではないか」と心中を推し量った。

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2012年1月19日のニュース