平野 優勝候補下し16強!小学生Vへ前進

[ 2012年1月19日 06:00 ]

<卓球全日本選手権 ジュニア女子>>4回戦で宋(右)からポイントをとりガッツポーズの平野美宇(左)

卓球全日本選手権第2日

(1月18日 東京体育館)
 史上初の快挙へ前進だ。ジュニアの女子シングルス4回戦で小学5年生の平野美宇(11=ミキハウスJSC山梨)が、優勝候補の宋恵佳(16=青森山田高)に3―0でストレート勝ちし16強に進出。福原愛でも達成できなかった小学生Vが見えてきた平野は、昨年2勝した一般のシングルスでも1回戦を突破。小学5年の伊藤美誠(みま、11=豊田町スポーツ少年団)もジュニアの部で16強、一般で1回戦を突破した。

 強敵相手にポテンシャルの高さを見せつけた。過去2戦2敗と歯が立たなかった宋に3―0で完勝した平野は「思い切ってやれた」とはにかんだ。宋は10年にU―15の世界大会で優勝した実績を持ち、一般の部でも4回戦から登場するスーパーシード。ジュニアでは優勝候補の一角だった高校2年生を、小学5年生が圧倒した。昨年は同学年の伊藤とともに、一般の部で史上最年少勝利。この1年で身長が6センチ伸び、パワーがついたことが格上撃破の勝因だ。痛みを訴えた右ふくらはぎには大きなテーピングが施されていたが、一般のシングルス、ダブルスでも勝利した。「ジュニアではベスト8には必ず入りたいし、できれば優勝したい」。史上初となる小学生でのジュニア制覇なら、家族からお小遣いがもらえることも決まっていて、やる気は十分。進化を続ける天才少女は、タイトルとボーナスへ突っ走る。

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2012年1月19日のニュース