佐久間山 無傷の26連勝 歴代トップタイに「それが終着点ではない」

[ 2012年1月16日 17:06 ]

 大相撲の東幕下15枚目で元学生横綱の佐久間山(23)=本名佐久間貴之、東京都出身、北の湖部屋=が初場所9日目の16日、千代皇(九重部屋)に上手投げで勝って序ノ口デビューから負けなしの26連勝とし、板井(元小結)の持つ史上1位記録に並んだ。

 佐久間山は千代皇にもろ差しでつられたが、土俵際で逆転の右上手投げを決めた。今場所は5戦全勝とし「つられる瞬間に自分から跳んで上手を取った。落ち着いて取れたし、体がよく反応した」と冷静に話した。

 日大出身で昨年5月の技量審査場所で初土俵を踏んだ佐久間山は序ノ口、序二段、三段目で7戦全勝し、各段を1場所ずつで通過した。次の1番に新記録が懸かるが「それが終着点ではない。意識しないようにして、あと2番を集中して取るだけです」と平常心を強調した。

続きを表示

2012年1月16日のニュース