稀勢 右足一本“サーカス相撲”で連敗免れる

[ 2012年1月13日 06:00 ]

<大相撲初場所5日目>土俵際の投げの打ち合いは稀勢の里(右)が体を残し、最後は鶴竜を押し出す

大相撲初場所5日目

(1月12日 両国国技館)
 稀勢の里が“サーカス相撲”で全勝だった鶴竜を下し、連敗を免れた。「押し合いになったら自信がある」と立ち合いから突き放して攻め込んだが、土俵際で相手の捨て身の掛け投げでバランスを崩した。一瞬俵を割りそうになりながらも「たまたま残せた…」と右足一本で踏ん張った新大関は先に体勢を立て直し、相手を土俵外へ押し出した。

 前日には故郷・茨城県牛久市から130人の応援団が訪れ、7日目には母校の小中学生40人が来場予定。大きな期待を背負い、06年初場所の栃東以来となる日本人優勝を狙う25歳は「気を引き締めていきたい。1日1日勝負です」と気合を込めた。

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