川内 五輪イヤー“走り初め”で2位「いいレース」

[ 2012年1月9日 06:00 ]

谷川真理ハーフマラソンで力走する川内優輝

 上々の“走り初め”だ。ロンドン五輪男子マラソン代表の有力候補・川内優輝(24=埼玉県庁)が8日、東京・荒川河川敷で行われた谷川真理ハーフマラソンに練習の一環で出場し、1時間6分19秒で2位に入った。

 後半の強風でペースダウンしたものの、「いいレースだった。前半突っ込んで後半は粘ることができた」と12年初レースを振り返った。

 年末年始は母校・春日部東高の練習に参加し、1日60キロを走り込むなど、休みなくトレーニングを続けてきた。29日の奥むさし駅伝、2月5日の香川丸亀国際ハーフに出場し、同26日の東京マラソンで2時間7分台の自己ベストと五輪切符確定を狙う。「市民ランナーでも五輪が狙えるというのを証明したい」と気合十分だ。

 今大会にはロンドン五輪出場を目指し、カンボジア国籍を取得したお笑いタレント・猫ひろし(34)もエントリーしていたが、主催者によるとカンボジアから来日できずに欠場。対決が実現せず、川内は「多少、話してみたい部分があった。どういう気持ちで走っているのか聞いてみたかった」と残念そうだった。

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2012年1月9日のニュース