千葉VS北海道 新リーグ実現に向け“歴史的”初対決 

[ 2012年1月5日 06:00 ]

千葉・石田(左)と握手をかわす比留木ら北海道の選手たち

バスケットボール全日本総合選手権第4日 千葉59―97レバンガ北海道

(1月4日 代々木第2体育館ほか)
 男子3回戦で、bjリーグ勢と日本リーグ勢の公式戦初対決が実現し、bjリーグの千葉は日本リーグのレバンガ北海道に59―97で敗れた。05年に発足したbjリーグから初出場した千葉だったが、組織力で勝るレバンガ北海道の前に力及ばなかった。

 ボールを回してバランスのいい攻撃を仕掛けてくるレバンガ北海道に対し、千葉はスタテンの1対1など単発的な攻撃が続いた。シュートの確率が上がらず、じわじわと点差を離された。終わってみれば38点差。チーム最多16得点の板倉は「悔しいが、向こうの方がうまかった。力の差があった」と完敗を認めた。

 bjのリーグ戦で同時にプレーできる外国人選手は最多3人だが、今大会は1人。ボールのメーカーも異なる。リーグ戦の合間で、準備期間はわずか3日。十分な対応ができなかった。

 bjのチームは今大会から参加が認められ、今季から加入し現在東地区6位の千葉だけが手を挙げた。期間中にリーグ戦がないこともあり、梶原健代表取締役は「(メンバー編成で)不利があるのは承知していたが、初出場の価値は高い」と判断した。日本協会は13年の両リーグ統合を目指している。現時点で示されている新リーグ案にbj側は反発しており、統合の道のりは平たんではない。「これがひとつの足がかりになればいい」と梶原代表取締役。3回戦敗退に終わったが、大きな意味を持つ挑戦だった。

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2012年1月5日のニュース