帝京大、3連覇王手!自慢の強力FW陣が筑波大圧倒

[ 2012年1月3日 06:00 ]

<帝京大・筑波大>筑波大のタックルを振り切り、突進する帝京大・李

ラグビー全国大学選手権準決勝 帝京大29―3筑波大

(1月2日 国立)
 帝京大が3連覇に王手をかけた。準決勝では強力FWを前面に押し出し筑波大に29―3と快勝。3戦連続で相手をノートライに抑え、82~84年度の同大以来2校目の3連覇に前進した。天理大も自慢のバックス陣が機能し、関東学院大から8トライを挙げる42―17で快勝。関西勢としては87年度の同大以来となる24季ぶりの決勝進出を果たした。両校は日本選手権(2月25日開幕)の出場権を獲得。8日の決勝(国立)は87年度以来の東西対決となった。

 本来のリズムを取り戻した攻撃陣が3連覇への道を大きく切り開いた。帝京大は自慢のFWが相手を圧倒し4年連続で決勝進出。岩出雅之監督(53)も会心の勝利に酔うことはなく「われわれの強みを前面的に押し出して戦った。まったく心配なく見ることができた」と振り返った。

 重量FWがブレークダウン(ボール争奪戦)で圧倒してボールをキープ。決定力がある竹中と彦坂匡の両WTB陣を擁する筑波大にボールを触らせず、試合の主導権を握った。展開ラグビーのような華やかさはないが、SO森田主将は「相手のウイークポイントをつくことに全勢力を注いだ」と話した。

 対抗戦から圧倒的な強さで気が緩んだフィフティーンは2回戦の同大戦で目が覚めた。残り2分での逆転勝ちに森田主将は「気持ちに甘さがあった。もう一度痛いプレーをしよう」と接点で圧倒することを掲げた。岩出監督も「試合前で今シーズン一番気持ちが入っていた」と鼓舞。これにFW陣が応え、序盤からスクラムで圧倒。前半12分にロック、ボンド副将が先制トライ。フッカーの白は「あれで精神面で優位に立てた」と振り返る。

 同大以来27季ぶり2校目の3連覇まであと1勝に迫った。決勝の相手は日本A代表SO立川主将と両外国人CTBがいる強力バックスの天理大。奈良・御所工(現御所実)で立川主将の天理に3連続花園を阻まれた森田主将は「負けないです。相手の弱いFWで攻める」と力を込めた。3戦で7本のPGしか失点を許してないチームは史上初となる失トライ「0」で優勝の期待も懸かる。「天理をノートライに抑えて3連覇したい」とSH滑川副将。強力FWと鉄壁な守備で2校目の快挙に前進する。

 ≪3連覇は同大のみも東西対決は吉兆?≫大学選手権3連覇は過去に4校が延べ10回(早大5、同大1、明大2、関東学院大2)挑戦。決勝に進んだのは8回あるが、勝ったのは84年度の同大のみ。慶大(10―6)との決勝戦は8回で唯一の東西対決だった。今回も関西1位の天理大との東西対決で快挙を目指す帝京大には吉兆だ。

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