福島商、震災乗り越え「奇跡」の逆転勝利

[ 2011年12月23日 18:17 ]

近大付に逆転勝ちし喜ぶ福島商の選手

バスケットボール全国高校選抜優勝大会 福島商66―65近大付

(12月23日 東京体育館)
 男子の福島商は63―65だった試合終了間際に、水野監督の長男、優斗が3点シュートのライン手前から放ったイチかバチかのシュートがリングに吸い込まれ、土壇場で逆転。しつこい守りで前半の15点差をはね返しての勝利に水野監督は「奇跡」と目尻を下げた。

 東日本大震災直後は体育館が避難所になって練習できず、選手の親戚を通じて米NBAヒートのスポルストラ監督から「勇気と情熱を持って頑張れ」との激励の手紙が届いた。指揮官は「うちにうまい子はいない。泥くさい練習をやってきた」と胸を張った。

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2011年12月23日のニュース